4月7・8日に「石綿作業主任技術者講習」に行ってきました。
2日間みっちり勉強して、色々学びました!
今日は、学んだことを皆さんにお伝えしようと思います。
石綿作業主任者は何をする人?
簡単に業務を説明すると…
①作業に従事する作業者が石綿等の紛じんにより汚染され、又はこれらを吸入しないように、作業方法を選定し、作業者を指揮すること
②局所排気装置、プッシュプル型喚起装置、除じん装置その他作業者が健康障害を受けることを予防するための装置を、1月を超えない期間ごとに点検すること
③保護具の使用状況を監視すること
上記3点になります。
そもそも石綿(アスベスト)って何?
自然界に存在するケイ酸塩鉱物のうち繊維状を呈している物質の一部の総称です。つまり人工的に製造された物質ではなく、自然界に存在する鉱物から採れるんですね!
石綿の特性
昔は「奇跡の鉱物」と呼ばれていました。
①糸や布に織れる
②引張り強い
③摩耗しにくい
④燃えない
⑤熱や音をさえぎる
⑥薬品に強い
⑦電気をとおしにくい
⑧細菌・湿気に強い
⑨混ざりやすい
⑩安価である
これだけ素晴らしい特性があれば皆さん使いますよね💦
石綿が人体に及ぼす影響
「石綿肺」、「石綿肺がん」、「中皮腫」という病気になります。説明は長くなるので割愛させていただきますが、かなり危険な病気です。さらに煙草を吸う方は、肺がんになるリスクが数十倍になるので、「石綿+煙草」は最悪の組み合わせとなります。
まとめ
今回は、石綿についてザックリ説明しました。次回は、具体的な業務の流れについて説明したいと思います。建物を解体や改修する場合は、調査が必要になりますので、皆さんも覚えておいて損はないと思います。