皆さんバーク堆肥ってご存じですか?
民間のお仕事で使うことがあったので、ちょっと記事にしたいと思います。
バーク堆肥って?
樹木の皮(bark:バーク)を原料とした堆肥がバーク堆肥です。古い土に混ぜて土をふわふわさせたり、土に栄養分をもたせたり、観葉植物の土やガーデニング資材として幅広く利用される「土壌改良剤」の1つです。
効果
高い土壌改善効果
バーク堆肥は、堆肥のなかでも腐葉土とほぼ変わらない、高い土壌改善効果を持ちます。原料である樹皮に含まれる植物繊維は、透水性・保水性・排水性のバランスのとれた土にしてくれます。
肥料効果
基本的にバーク(樹皮)自体には栄養が含まれませんが、堆肥として発酵させるために混ぜる、鶏糞や油かすなどの栄養分が微量に含まれます。なので、軽微ながらも肥料効果が期待できます。
断熱・保温効果
バーク堆肥は、その植物繊維の間に豊富な空気を含んでいるので、断熱・保温効果があります。そのため、防暑・防寒対策にも有効ですし、雑草・泥はねの防止にもなります。
値段
バーク堆肥は、基本サイズの40Lのタイプで800~2,000円ほどです。当社は、いつもナフコで買ってます。
どこのホームセンターにも売っていますよ✋
注意点
1. 色が濃い茶色~黒色
2. においがほとんどない
3. カビが生えてない
バーク堆肥は熟度が高いものほど色が濃く、においがありません。 発酵が未熟なもの土壌に投入すると、植物が育たなくなるだけでなく、枯れてしまう恐れがあるので注意が必要です。
使い方
バーク堆肥を正しく使用するには?
1. 乾燥したものは湿らせてから使用する。
⇒ 極度に乾燥すると吸水力が低下します。
2. 一度に多量に投入しない。
⇒ 土壌になじむまでに乾燥害を引き起こす可能性があります。
3. 適度に肥料を加える。
⇒ バーク堆肥にはほとんど肥料が含まれていません。
バーク堆肥と似たもの
腐葉土
腐葉土は、落ち葉や枯れ葉を元に作られます。また、バーク堆肥は樹木を発酵させているため「炭素」を多く含むのに対して、腐葉土は「窒素」を多く含みます。
バークチップ
バークチップは木材の破片を砕いただけなので、バーク堆肥よりもサイズが大きいです。
まとめ
土に混ぜて水はけや肥料もちを改善する以外に、冬を越すための方法にも活用できるみたいです。
皆さんもバーク堆肥をとおして、ガーデニングをより楽しんでみてはどうでしょう!!!